公開日 2024年06月17日
更新日 2024年07月26日
熱中症とは
高温多湿な環境に長時間いることにより、体温調節がうまくできなくなることで引き起こされる症状の総称です。
屋外だけなく、室内でも発症し、最悪の場合死に至る可能性もあります。
そのため、熱中症についての正しい知識を身につけ、熱中症対策をしましょう。
症状
・めまい、立ちくらみ
・手足のしびれ、こむら返り
・頭痛、吐き気
・倦怠感 など
重症になると
・意識がない、けいれん、まっすぐ歩けない など
熱中症は早めの対策が必要です。風通しのよい涼しい場所へ移動し、衣服をゆるめ、体を冷やし、水分・塩分を補給しましょう。
「意識がぼんやりしている」「自分で水を飲めない」などの場合は、すぐに病院を受診しましょう。
熱中症予防のポイント
こまめに水分補給する
・のどの渇きを感じなくてもこまめに水分補給する
・利尿作用のあるコーヒーや緑茶、アルコールは避ける
・大量に汗をかいたときは、スポーツドリンクなどで塩分も補給する
暑さを避ける
・通気性のよい、吸湿性・速乾性のある衣服を着用する
・扇風機やエアコンを使用する
・ブラインドやすだれ、遮光カーテンなどを使用して、室内に入る直射日光を防ぐ
・外出時は日陰を選んで歩く、日傘や帽子を着用する
・保冷剤、氷、冷たいタオルなどでからだを冷やす
急に暑くなる日に注意する
・天気予報を確認し、暑い日や暑い時間を知る
・暑い日には無理しない
特に注意したい方々
乳幼児
身長が低く、地面に近い子どもは、地面の照り返しにより高い温度にさらされます。また、体温を下げるための反応も未熟なため、熱中症の危険が高まります。
高齢者
熱中症患者のおよそ半数は65歳以上の高齢者です。高齢者は暑さや水分不足に対する感覚機能が低下しているので注意が必要です。
特に熱中症への注意が必要な子ども、高齢者については、周囲が協力して、注意深く見守るようにしましょう。
熱中症警戒アラート・熱中症特別警戒アラートや暑さ指数(WBGT)を確認しましょう
熱中症警戒アラート・熱中症特別警戒アラートとは
熱中症警戒アラートとは
熱中症の危険性に対する「気づき」を促すものとして、府県予報区等内において、いずれかの暑さ指数情報提供地点における、翌日・当日の日最高暑さ指数(WBGT)が33(予測値)に達する場合に発表されます。
熱中症特別警戒アラートとは
都道府県内において、全ての暑さ指数情報提供地点における、翌日の日最高暑さ指数(WBGT)が35(予測値)に達する場合に発表されます。
発表された情報はテレビ、SNSなどを通じて発信されます。
熱中症警戒アラートが発表されている日には「外出はできるだけ控える」「エアコンを使用する」などの熱中症予防行動を積極的にとりましょう。
〔関連リンク〕環境省熱中症予防情報サイト➡熱中症特別警戒アラート・熱中症警戒アラートの発表状況
暑さ指数(WBGT)とは
気温、湿度、輻射熱(日差し等)からなる熱中症の危険性を示す指標で、「危険」「厳重警戒」「警戒」「注意」「ほぼ安全」の5段階があります。
段階ごとに熱中症を予防するための生活や運動の目安が示されているので、日常生活の参考にしましょう。
〔関連リンク〕環境省熱中症予防情報サイト➡岩手県内の暑さ指数