学校・家庭・地域連携協力推進事業(学校を核とした地域づくり)について

公開日 2024年03月14日

1 事業の目的

 近年、学校ではいじめ等の問題行動の発生、不登校児童生徒数の増加、特別な配慮を必要とする児童・生徒の増加など多様な児童生徒及び保護者への対応が求められ、学校の役割が拡大し教職員の業務量の増加につながっています。一方、地域においても家族形態の変化、価値観やライフスタイルの変化により地域社会のつながりが希薄化し、地域社会の停滞や教育力の低下が問題視されています。そうした状況の中、学校・家庭・地域が「どのような子どもたちに育ってほしいか」等の目標や課題を共有し、同じ目標に向かいお互いが対等な立場で連携・協働することで、地域住民の生きがいづくりへの寄与につながるとともに、保護者や地域住民の理解を得た学校運営につながります。町教育委員会では、こういった学校を核とした地域づくりのため、町内の小・中学校に地域学校協働活動推進員(町教育委員会が委嘱)を配置し、地域や学校の実情に応じた様々な地域学校協働活動を展開しています。

本事業で実施している地域学校協働活動(ボランティア)の一例

・ 家庭科のミシン授業の補助

・ 朝や休み時間、放課後時間を活用した読み聞かせ

・ 図書補修、カバーがけ

・ 校区内草取り、木の伐採

・ 休日支援事業(昔あそび体験、親子クッキング、磯遊びなど)

・ 伝承活動(駒踊り、鶏舞、ナニャドヤラ、太鼓等各地域に応じたもの)

・ 岩手県で50年以上続いている教育振興運動の活動(夏休みラジオ体操、530運動など)

などなど、各小・中学校に配置している地域学校協働本部において各地域・学校の実情に応じ様々な活動を実施しています。

本事業の実施により期待される効果

 地域学校協働活動の実施により、子どもたち、保護者、学校、地域それぞれに様々な効果が期待されます。

子どもたちに期待される効果

 〇 自己肯定感の育成:先生や保護者以外に褒められる機会が増加し、やる気の増加や自信の向上につながります。

 〇 コミュニケーション能力の向上:様々な人と関わることでコミュニケーション能力の向上につながります。

 〇 地域・洋野町への愛着心が深まる:地域に詳しい人材から様々なことを学び、地域への関心・理解が深まります。

保護者に期待される効果

 〇 人間関係の構築:活動に参加することで、保護者同士や地域の方と関わる機会が増加し人間関係の構築につながります。

 〇 安心感が生まれる:子どもたちが地域に育まれているという安心感が生まれます。

 〇 学校・地域への理解が深まる:地域や学校に対して理解が深まり、地域の一員であるということを再認識できます。

学校・教職員に期待される効果

 〇 学校運営への理解の深まり:地域の方々や保護者と顔の見える関係を育むことができます。

   ※コーディネーター通信やボランティア通信等の発行により、風通しのよい学校運営につながります。

 〇 教職員の働き方改革への寄与:地域学校協働推進員が、業務の一部を代わりに実施することで、働き方改革につながります。

地域住民に期待される効果

 〇 生きがいづくり:ボランティアを通し子どもたちと関わることで生きがいづくりに寄与します。

 〇 地域力の向上:活動を通して地域住民の輪が広がり、地域力の向上につながります。

2 事業の目標・実績

 令和5年度に、町で定めた本事業に対する目標は以下のとおりです。 (※詳細は、添付ファイルのとおり)

令和5年度「地域と学校の連携協働体制構築事業」に対する目標
目標 目標達成の指標 目標 実績
学校・家庭・地域の組織的、継続的な連携・協働体制を構築し、一部に集中する負担の軽減を図るとともに、適切な役割分担のもと、学校支援活動を継続的に推進する。(課題:ボランティアの固定化・高齢化等による負担の偏り) 学校支援ボランティアの登録者数(実人数) 1,150人 1,296人
地域産業に関する授業へのゲストティーチャーとの連絡調整などを、地域人材に詳しい地域学校協働活動推進員が行い、教職員の業務量軽減を図る。(課題:教職員の業務量が多いこと) 学習支援(授業中)ボランティアの実施回数 180回 159回
学校の授業以外の(塾・家庭教師、インターネットでの学習含む)での学習習慣の定着により、日常的な家庭学習の習慣化を図る。(課題:岩手県の割合と比較し、1時間以上平日に学習する児童の割合が低いこと) 平日に1時間以上勉強する児童の割合 80% 63%
読み聞かせや図書まつり等児童・生徒が読書に親しむ機会を設け、読書に興味・関心を抱かせ読書習慣の形成につなげる。(課題:岩手県の児童・生徒の平均読書冊数と比較し、町内の児童・生徒ともに読書冊数が少ない傾向にあること) 1カ月に児童・生徒が本を読んだ平均冊17 17冊 10冊

【洋野町】(文科)事業で重点的に取り組む課題に応じた目標等の設定様式(地域と学校の連携・協働体制構築事業関係)[PDF:186KB]

3 事業の実績に対する評価

・ 地域学校協働活動推進員を各小・中学校に配置(角浜小学校は人材が見つからず未配置)し、地域学校協働活動を推進した。各校(地域学校協働本部)において工夫して活動を実施し、目標を上回る数の地域住民に参画していただくことができた。今後も、継続した活動ができるよう活動内容の精査・周知が必要です。

・ 学習支援活動について、目標回数は達成できなかったものの、学校に対して実施したアンケートでは「地域学校協働活動及び地域学校協働活動推進員の配置が、教職員働き方改革に寄与しているか」の問いで全ての学校がある程度寄与する、寄与すると回答しており、本事業が教職員の働き方改革につながっていることがうかがえました。今後は、支援の回数より質の向上を目指すとともに、人材の共有により幅広く学習支援を行う環境づくりに努めます。

・ 平日に学校の授業以外で1時間以上学習をした児童の割合は、63%と目標を大きく下回りました。今後も、放課後子ども教室等で宿題の時間を設け学習習慣の構築に努めるとともに、家庭教育情報等により学習習慣構築の啓発に努めます。

・ 小学生児童の平均冊数が11.3冊(県17.1冊)、中学生生徒の平均冊数が3.9冊(県4.8冊)とどちらも岩手県と比較し少ない傾向にあります。今後も各校において図書ボランティアによる読み聞かせや図書まつり等のイベントを継続し読書意欲の向上に努めるとともに、町図書館や学校司書等とも連携し啓発活動の実施に取り組む必要があります。

4 参考

地域学校協働活動推進員設置状況

  ◆ 町内7小学校・3中学校中 9校に配置(11名)、放課後子ども教室専任 2名

その他参考リンク 

〇 文部科学省特設サイト 学校と地域でつくる学びの未来 (mext.go.jp) 

〇 町内すべての小・中学校でコミュニティ・スクールを導入しました! | 岩手県洋野町 (town.hirono.iwate.jp)

〇 洋野町立学校における働き方改革アクションプランの公表について | 岩手県洋野町 (town.hirono.iwate.jp)

〇 まなびネットいわて – 岩手県生涯学習情報提供システム (pref.iwate.jp)

この記事に関するお問い合わせ

教育委員会 生涯学習課
郵便番号:028-7913
住所:岩手県九戸郡洋野町種市24-124-3 洋野町民文化会館内
TEL:0194-65-5411
FAX::0194-69-1100

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